「2024年式」と聞いていたナイトスターの車検証を確認したら、実際は2022年モデルだった——当店で実際にあったケースです。これは車検証の見方として自然に起きる誤解で、ナイトスターの年式は、実は3つの情報を突き合わせないと正確に分かりません。
まず「どのナイトスター」かを確認する
ナイトスターという名前のハーレーは2系統あります。
- XL1200N ナイトスター(2007〜2012年):空冷1200ccのスポーツスター系。旧世代
- RH975 ナイトスター(2022年〜):水冷975ccの新世代スポーツスター
中身も相場もまったく別の車種です。中古車サイトで検索するときは、車種名に「RH975」が付いているかを必ず確認してください。
年式は「車台番号の10桁目」で判定する
ハーレーの車台番号(17桁)は国際規格に沿っていて、左から10桁目がモデルイヤーを表します。
- N=2022年モデル
- P=2023年モデル
- R=2024年モデル
- S=2025年モデル
- T=2026年モデル
車台番号は車検証に記載があり、車体ではフレームのステアリングヘッド付近に刻印されています。
初度登録年とモデルイヤーがズレる理由
車検証の「初度登録年月」は、日本で初めてナンバーを付けた月です。販売店で在庫期間を経た新車は、モデルイヤーより後の年に登録されることがあります。冒頭の車両も、車台番号10桁目は「N」=2022年モデル、初度登録は2023年3月でした。
さらにフレームの車体ラベルには製造年月(例:DATE MANUFACTURED 06/22=2022年6月製造)が書かれており、これも裏付けになります。
電子車検証では「車検の期限」が券面に載っていない
2023年1月から車検証はICタグ付きの電子車検証に切り替わり、券面に有効期間(車検の期限)が印字されなくなりました。中古車の車検の残りは、一緒に交付される「自動車検査証記録事項」か、ナンバーに貼られた検査標章で確認します。初回車検(新車から3年)を過ぎている年式なら、車検が切れていないかは必ず確かめてください。車検を取り直す費用の目安はハーレーの車検費用の内訳で解説しています。
ナイトスタースペシャル(RH975S)との見分け方
2023年モデルからは上位版のナイトスタースペシャル(RH975S)が加わりました。エンジンとフレームは共通で、違いは主に装備です。
- メーター:標準は4インチ丸型のアナログメーター/スペシャルは4インチのカラー液晶(Bluetooth・スマホ連携対応)
- クルーズコントロール・タイヤ空気圧モニター:スペシャルのみ
- ハンドル:スペシャルはライザーで高く手前に
つまり2022年モデル(車台番号10桁目がN)なら、スペシャルは存在しません。逆に「2022年式のスペシャル」と書かれた車両があれば、年式か車種のどちらかが誤っています。販売ページに書かれた装備が、その年式・グレードに本当にあるものかを確認する手がかりになります。
2022年モデルの見た目の特徴
2022年モデルのカラーはビビッドブラック・ガンシップグレー・レッドラインレッドの3色。写真のビビッドブラックは、タンクカバーに大きなバー&シールドのグラフィックが入ります。
年式を確認済みの実車が当店にあります
当店(八王子)で委託販売中のナイトスターは、車検証と車台番号で2022年モデル・2023年3月初度登録・標準モデルであることを確認済みです。車検は切れているため、当店で2年取得してお渡しします(支払総額109.9万円・ETC 車載器付き)。
よくある質問
- Q.ナイトスターの年式はどこを見れば分かりますか?
- A.車台番号(17桁)の左から10桁目です。N=2022年、P=2023年、R=2024年モデルを表します。車検証の初度登録年月は日本で初めて登録した月なので、モデルイヤーと一致しないことがあります。
- Q.ナイトスターとナイトスタースペシャルの違いは何ですか?
- A.エンジンとフレームは共通で、スペシャルはカラー液晶メーター、クルーズコントロール、タイヤ空気圧モニター、高めのハンドルを装備します。スペシャルは2023年モデルからの設定です。