「中古の原付って、いくらが適正なの?」——判断材料がないと決めきれないものです。そこで2026年8月、大手バイク検索サイトに掲載されていたスズキ レッツ 198台の車体価格を実際に集計してみました。数字で見ると、相場の輪郭がはっきりします。
2026年8月の相場データ(掲載198台集計)
- 全体の中央値:12.5万円(最安5.5万〜最高19.8万)
- 第1四分位 10.8万円/第3四分位 15.0万円 = ボリュームゾーンは11〜15万円
- 走行1.5〜3万km(41台):中央値 11.8万円
- 走行2〜3万km(22台):中央値 11.3万円
- 2015年式のみ(32台):中央値 11.9万円
集計元は Goo バイクの掲載一覧です。数字の裏付けとして、実際の掲載車をご自身でも確認できます。
集計元:スズキ レッツの中古車一覧を見る(Goo バイク/外部サイト)▸
読み取れること1:走行距離で約1.2万円動く
全体の中央値12.5万円に対し、走行2〜3万km帯は11.3万円。距離が進むと1万円強下がるという関係です。逆に言えば、原付の中古価格は走行距離だけでは大きく崩れません。車体が安い乗り物なので、程度による価格差の幅そのものが小さいのです。
読み取れること2:安い個体には理由がある
最安は5.5万円でしたが、この価格帯は現状販売・整備なしがほとんどです。原付でよくあるのが、納車後にドライブベルト・ウェイトローラー・タイヤ・バッテリーをまとめて交換して、結局3〜5万円かかるというパターン。総額で見ると、整備済みの中古を買ったほうが安く済むケースは珍しくありません。
読み取れること3:「支払総額」で比べないと意味がない
掲載サイトの価格は車体価格です。ここに登録代行・自賠責・納車整備が乗って初めて実際の支払額になります。店によって諸費用は数千円から4万円近くまで幅があるので、車体価格が安い=支払額が安い、とは限りません。問い合わせのときは必ず総額で聞いてください。
2026年の相場は上がる可能性があります
排出ガス規制の影響で従来型の50ccは2025年10月末で生産終了となりました。今後の新車は「新基準原付」(125cc以下・最高出力4.0kW以下)に置き換わっていきます。つまり、50cc専用設計の軽い原付は、中古でしか手に入らなくなったということです。程度の良い個体から順に減っていくので、相場は下がりにくいと見ています。
購入前のチェックポイント
- 駆動系(ベルト・ウェイトローラー)の整備履歴
- タイヤの残溝とひび割れ
- ブレーキの残量、バッテリーの状態
- 書類の有無(これが無いとナンバーが取れません)
- 諸費用を含めた支払総額
相場レンジ内の実車が当店にあります
当店(八王子)では現在、スズキ レッツ(走行21,789km)を車体価格9.8万円で販売中です。上で見た走行2〜3万km帯の中央値11.3万円を下回る価格設定で、納車前整備・ナンバー登録・自賠責2年を含めた支払総額12.4万円。3ヶ月機関保証も付きます。
よくある質問
- Q.中古の原付は何を基準に選べばいいですか?
- A.車体価格だけでなく、諸費用を含めた支払総額と整備内容で比べてください。安い個体は納車後の消耗品交換で数万円かかることがあります。
- Q.50ccの原付はもう新車で買えないのですか?
- A.排出ガス規制により従来型の50ccは2025年10月末で生産終了しました。今後の新車は「新基準原付」(125cc以下・最高出力4.0kW以下)が中心になります。